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<<   作成日時 : 2016/08/01 19:13   >>

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さて今回は久々に映画ネタ。
『GODZILLA』(2014)の成功を受けて本家東宝が復活させた『ゴジラ』最新作
『シン・ゴジラ』
です。

シン・ゴジラ音楽集
キングレコード
2016-07-30
鷺巣詩郎


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今回はこれから見に行く人へのインパクトを減らすために
あえてネタバレは最小で行くだろ。


第一作とは繋がってないゴジラ作品としては『GODZILLA』と同じ
リブートになるわけだけどこれまでゴジラが現れていない
現実と同じ、ただ「ゴジラ映画」の存在しない世界での
出来事を描いた作品として評価するだろ。


で、だ。
最初に注意しておくが
本作はハム太郎と同時上映されてたような
子供が楽しめる作品では無いので
小学生とか子連れで見に行こうとか思っているお父さんお母さん
……その甘い考えは捨てとけ。

『GODZILLA』のアメコミヒーロー作品のような
子供も楽しめる要素は無いから。

公開されてるゴジラのビジュアルからして
子供向けじゃないってわかりそうだけど
新ゴジラの模型の前で笑顔でピースしてる子供の映像を
ニュース番組で見てから不安になってなぁ……

まぁ……
デートでエヴァ新劇場版見に行く
カップルが大量にいたんだ。

既成概念に囚われてはいけない。

でも、幼少期に本作見たら
いろいろトラウマになるぞ、たぶん。

あぁ……うん。
でも見に行った時幼児連れの家族が居たから……

特撮映画としてでは無く、
これまでゴジラ作品と縁のなかった人達にこそ
本作を見てもらいたい。

エヴァの監督作品だから見に来た、
って話をしていた学生も居たし
新たな客層の開拓に繋がることを期待したい。



4月の特報以降、全然最新映像が届かないから
「あれ? まさかEVA新劇場版と同じ流れ…!?」
と不安になった本作だが、
4月に“新ゴジラ”が公開されて以降
追加映像が公開されなかった理由が冒頭で判明しただろ。

ネット民の皆さんの検証力で

「別の怪獣が出るんじゃないか」
「巨大すぎる尻尾は別の怪獣じゃないか?」
「ゴジラが1体と誰が言った?」

等々、様々な検証が成されていたがそれ以上の
ぶっ飛んだ始まりだったな。

うん。
冒頭からゴジラ登場か!

と思わせて長い尻尾で這いずり回る前脚の無い巨大な目を持つ
両生類っぽい海生新怪獣『巨大不明生物』が出てきた……


 ちょっと思い出しつつ落書きしてみた『第2形態』


背びれとか尻尾などゴジラを思わせるパーツが
散見されるものの別個体に思われるその外観。

「こいつがゴジラと闘うんか?」
と思わせてまさかの

「こいつ、立つぞ」

だもんなぁ。

冒頭繰り広げられるドラマパートだがこれまでのハリウッド版を含んだ
ゴジラ作品では映し出されなかった
「現実にゴジラが現れたら」
ってのをいろいろ網羅してた。

現実でもこんなやり取りと意味のない会議から
始まるんだろうなぁというリアリティがあっただろ。




「海底火山でしょう」「ガス噴出でしょう。それで発表しましょう」
 「巨大不明生物の可能性も…ネットでも証拠となる映像が」
「ないわー」「議事録に残るとこで言うことか!」(こいつの出世コース無くなったな)

→「TVで巨大な生物と思われるものが!」
「「「えっ」」」「絵空事が現実になったら受け入れるしかねーな…」
「捕獲か駆除か?」「定置網で捕獲・研究したい」「とにかく会議だ」「対策?どの省庁がやんの?」
「そもそも映像は本物なの?空想上の産物じゃね?」

→「巨大不明生物が多摩川方面に移動を開始!」
「えっ? 動くの?」「そりゃ生物だもんなぁ」
 「上陸の可能性も」
「あんな巨大なもんが上陸とかwww」「自重に耐えきれるわけねーだろ!」
「うちの部下が失礼なこと言ってすんません」

(よーし、国民にハッキリと断言して混乱を終息させるぞー)
「上陸の可能性は無い!」(キリッ

→「蒲田に上陸しました!」
「「 」」
「上陸の可能性は無いって言っちゃったよーどうすんのよー」
「じ、自衛隊に出動を……」「戦後初の防衛出動?」
「法的根拠がー」「事例ガー」「自衛隊投入するとか今決めるの!? 聞いてないよ!」

→「巨大不明生物が○○……!」
「じ、自衛隊出動!」「自衛隊が出たら一安心」「復興プランに死骸を使うか」
 「先の大戦での日本軍の楽観視と希望的観測が300万人の犠牲者出したってわかってる?」

→「民間人がまだ避難してない!」
「発砲中止!国民を撃てるかー!」


そんなこんなで現実でも起こりそうなやり取りで
後手後手になる官邸・行政機関・専門家。

なんか東日本大震災の時の官邸を見ているようだっただろ。
旧民主党政権の対応の拙さをそのまま作品に取り込んでみました
って感じを受けただろ。


「直ちに影響は無い」
「事態は終息に向かってる」
「これ以上の被害拡大は無い」
「国民の自主避難に委ねるしか無い」
「この程度の放射線量で国民を避難させる法的根拠は無い」


とか当時の首相・官房長官・与党関係者
発言・行動を思い出させるんだよなー。

この首相がまた当時の首相そのまんまだし。

まー甘○さんっぽい大臣とか
作品中の政権与党と思われる
『保守第一党』の元がどの党かはともかく
どの政権であっても今の日本の政治システムだと
こういうことになるよね。

しっかしこの作品における米国
『GODZILLA』('14)と同じ国とは思えないくらい優秀だろ。

 必要なゴジラのサンプル取得して残りは
 焼却して素早くトンズラとか。
 ゴジラの存在を秘匿してたり存在を訴えかけて
 日本の学会から追放された学者を確保してたり
 秘匿してたのがバレたらヤバいから
 サッサとゴジラ殲滅しようとしてきたり
 日本近隣国の介入を防ぐために
 日米で解決しようとしてきたり
 サラッと官邸に常駐しようとしてきたり

この辺りも現実にあり得る描写だったな。

ゴジラによる人的被害があったから
『ゴジラを殺せ!』デモのみが描写されてたけど
現実だとこの状況でも
『ゴジラを殺すな!自衛隊は生き物を殺すな!』
『自衛隊を出動させた政府に断固抗議する!』

って人達が発生するだろなーとは思った。

うん。

マスコミの報道姿勢とか
いろいろややっこしいから
カットされたんじゃないかなーと思った。

あえて皇族関連に触れていない点も同じくだろうし。
触れたら本題から逸れるし。
ゴジラも皇居避けてるし。




当初の混乱と官僚システムの弊害の中から次第に日本らしいチームワークを見せ始める官邸内。
ゴジラ殲滅に向けて自衛隊もプランを練り上げる。

再上陸を果たしたゴジラの都内侵攻を防ぐべく多摩川を絶対防衛ラインとして展開する自衛隊。
これまでの東宝ゴジラ映画では当たり前のように登場してきた
メーサー砲やスーパーXなどの空想兵器は一切無く
自衛隊の現行兵器(一部、配備未完兵器あり)にて『巨大不明生物』ゴジラに立ち向かう自衛隊。
機関砲如きの弾ははじき返して微動だにしない、戦車の砲撃でもビクともしないゴジラ。
しかし高射砲・ミサイル・空爆で進路を変更させることに成功。

「やったか!?」


そ、そのフラグ立てちゃダメー!


フラグ通りに壊滅していく最前線の戦車隊。

このシーン、ゴジラは橋ぶっ壊して
多摩川渡っただけなんだよなー。
全長110m越えた巨体が動いただけで
ああなるよなぁ……


そして登場する正義の味方、アメリカ軍。
万一に備えて官邸からの脱出を提言される首相。

 官房長官「立川で待ってるぞ」
 副長官「這ってでも辿り着きます」

官邸が移動準備でドタバタし始めた頃、
アメリカ空軍の大型地中貫通爆弾(MOP)が固い皮膚を突き破り
大量出血して躰を前のめりにするゴジラ。

「流石アメリカ軍!」
「これで終わりや」


ところが……

ゴジラの躰が赤から紫、そして白く発光し始める。



 首相「何をしようとしてるんだ……!」
 自衛官「首相! 早くヘリへ!」











うわ……
なんぞその攻撃形態はーーーーーー!
巨神兵東京に現わる』からの『伝説巨人』…!


うん、正に『巨神兵』だった。
放射線吐く口の動きとか効果音とかまさに『巨神兵』だわ。

そのままの流れで『伝説巨人』。
東京どころか宇宙が終了かー!?

こんなゴジラ、今までに無かったわ。
高高度航空兵器に対してほぼ攻撃手段を持たなかった
これまでのゴジラと違い、アクティブ対空装備を備えてる……!

一部のゴジラファンから批判が聞こえてきそうだけど
オレ的にはアリだと思った。

新であり神であり真。

これまでのゴジラの常識に囚われない、
体内で新物質を生み出し核分裂エネルギーを使う、
新たなる完全生物の誕生

えっと、その言い回し……

それなんて『使徒

あぁうん、あれはそうだな、『使徒』だな。
身長が変化するとかまさに『エヴァ』だし。

背びれをああ解釈してきたか……

あの攻撃形態はそうだな。
『ゴジラ』というより『使徒』だわ。

第一作へのオマージュと思われるシーンが見られた
冒頭からここまでのシーンは従来のゴジラ作品枠だったが
このシーンから一気に『シン・ゴジラ』へと変貌したな。

フルCGで製作なんだから着ぐるみじゃ出来ないことをやってみせる。
それでも第一作や『ウルトラマン』を彷彿とさせる
シーンやカメラアングル、効果音等々日本の特撮ならではの、
ハリウッド版とは違う、庵野監督らしいアプローチだと思う。

ハリウッドは新ゴジラとして
 『素早いトカゲ』('98)
 『巨大かつ重厚に動くは虫類の進化形』('14)
 止まりだったのを

 『既定の生物学上のラインに乗っかるわけねーじゃん』

ってアプローチの仕方、好きだぜ。




都心部の高層ビルを薙ぎ払い、炎の海にした後、八重洲で活動を停止させるゴジラ。
これまでのゴジラ作品のように海に撤収してくれません。

その理由が『エネルギーの備蓄』
『空気と水』から体内でエネルギー生成するゴジラが再始動するまで約2週間。

ゴジラの脅威にさらされる可能性のある中露、
西海岸へのゴジラ上陸の可能性が出てきたアメリカはゴジラへの核攻撃を国連決議。
三度目の核攻撃に晒されることになった日本。
地方疎開する都民360万人。
下落する株価・円安・高騰する西日本の土地・溢れる失業者……
対馬沖で暗躍を始める某近隣国。

既に核攻撃後の各国からのお見舞い金&援助無しには立ち直れなくなった日本。
始まる核攻撃へのカウントダウン。それを黙って受け入れるしか無いのか日本。

 『ゴジラよりも恐ろしいのは人間』

正に最後の敵は人類。
それに対処すべく動き始める残された日本のマンパワー。

やがて世界中の協力の下、明らかになるゴジラの謎。
人類にとって脅威でありながらも福音をもたらすもの。

この情報と人脈、平身低頭、そして「核兵器は抑止力であるべき」と考える人達の動きで
核攻撃のカウントダウンに猶予が与えられる。

そして立案・実行に移される
『ヤシオリ作戦』

BGMに流れるは伊福部サウンド…!


………
……


これなんて『ヤシマ作戦』

あーうん……

丸っきりエヴァ新劇場版としか思えないBGMばかりで
実写版エヴァ見ているような気分になってきただろ。
『福音』という単語が出てきた瞬間
「あ、エヴァンゲリオンやん」
と確信したし。

音楽がエヴァの鷺巣詩郎さんだからなぁ。

意図的にエヴァっぽいのを使ってきているよね、これ。



『使徒』に対抗していく人類。

人類の英知を絞って繰り広げられる『ヤシオリ作戦』

「これまでの作品のように咥えられたりだけでは終わらんよ!
 くらえ!JRの底力!N700系!在来線!」

「薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん!」


ゴジラさん、倒れ込む(ウルトラマンと同じ効果音でダダーンッ!


東京駅&周辺の高層ビル(最近新築したばかり)ダイーン!




そして迎える、クライマックス……
果たして日本はどうなるのか……!



と、これまでのゴジラ作品には無い結末を迎える
『シン・ゴジラ』

視聴する前は


 『庵野監督で完成すんの?』
 『エヴァと同じ結末じゃないよね?』
 『シト新生のようなオチじゃないよね?
  ゴジラの上空に飛来する巨大な鳥のような物体がクルクル回って
  「モスラシリーズ…… もう目覚めていたのね」
  で、“魂のルフラン”と共に【続く】とか』
 『試写行ってきたけど本作品は憲法改正プロパガンダだ!』

などなど不安になるような前評判や批判等で
一抹の不安が過ぎりながら見に行った本作、
結論を述べると

「新ゴジラ作品として、最高!」

という感想だろ。

ベタ褒めやん。

うん。

なぜゴジラが東京を攻めるのか
の理由が説明されていないのが唯一の不満点だが、
これまでの現実味の無いゴジラとは別物だろ。

CGの出来などハリウッド版に劣る感は拭えないが
『ゴジラファイナルウォーズ』
の時に味わったガッカリ感は無かった。
あれ見た時はもう東宝ゴジラは諦めたもん。

『ファイナル』と題して期待させといて
東宝の特撮にトドメを刺しに行ってたもんなぁ、アレ。

『シン・ゴジラ』はもう一度みたい、と思っただろ。
素直に面白い。



本当にこれ『進撃の巨人』と同じ特技監督なの?

憲法改正に絡めてきて見に行くのを反対してる
かわいそうな人達も居るようだけど……
そんな一部の屁理屈に屈することなく
見に行ってほしいな。

まぁ、続編製作が決定している
『GODZILLA』とは別路線の、
日本じゃないと作り出せない
第一作と同じ『核兵器』の脅威を
盛込んだ作品だったな。

これまでの作品ではあまり取り上げられなかった
放射能汚染の問題を描写してるし。
『GODZILLA』冒頭でゴジラからの
放射能を取り上げといて
ラストシーンでは市街地が
放射線汚染された描写全くなく
「King of Monsters」だしな。

本作ではゴジラが熱線吐く度に
汚染表示が恐ろしいことになってたし。

ハリウッド版がわかりやすい『ヒーロー』然とした
昭和ゴジラ路線。

東宝版は第一作のテーマを引き継ぐ『恐怖の対象』を描く
元祖ゴジラ。

この路線だったら今後も並行していけるんじゃないかな。

でも、庵野さんはこれ1作だけ
って約束で引き受けたんよね?
2作目はあるんかね?

それに今回のシン・ゴジラ再始動するとして
核攻撃再カウントダウンとの戦いよ?
ただでさえデフォルト待った無しの
この世界の日本が本当に終わっちゃうよ?

うん。
まぁやるとしてもゴジラの細胞を狙う各国諜報部員との戦いとか
『ゴジラ対ビオランテ』
のリメイクっぽくなりかねないよね。

人間とのハイブリッドは生み出さないにしても
実験動物とのハイブリッドに失敗して新たな脅威を生み出す某国とか。

別の核廃棄物海洋投棄場から出現した別個体のゴジラが登場とか。

まー興行成績次第なんだろうけど本作だけで終わらせるのには惜しいよ
シン・ゴジラ(攻撃形態)




それにしても……
エンディングのスタッフロール見てると……
スタジオカラーまで参加していて
エヴァ新劇場版の関係者ほぼ全員参加してるやん、これ。

うん……
スタジオジブリが関わってないのが嘘と思えるような
ラインナップだろ。

庵野秀明・樋口真嗣・鷺巣詩郎・前田真宏・摩砂雪・鶴巻和哉

エヴァやん……

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はどうしたー!?
オレが生きている間に出来上がるの!?

きっと、『シン・ゴジラ』が終わった勢いで
エヴァに取り組んでいるんだよ、きっと。

そうだといいなぁ……

それより本作の真の主人公
野村萬斎さんがどんな演技をしていたのか
モーションキャプチャーメイク映像見たくなってきた。

きっと庵野版ウルトラマンみたいな映像たっぷりで
それだけで楽しめそうだ。







冒頭のうごめくゴジラとか
萬斎さんがどんな演技をしていたのか
『GODZILLA』の人間っぽい動きとは違う
超越生物らしい『シン・ゴジラ』の動き、
すごく気になります。

脚のアップでの脚の動きとか
『伝説巨人』シーン後の脚回しとか
狂言っぽかったなー。

あーBD特典映像として付いてくるなら
絶対買うわ。
萬斎さんのためだけにBD買うわ。




評価:★★★★★

東宝ゴジラのリブートだけではなく
最近微妙だった日本の特撮作品のリブートを飾る、
金字塔となるんじゃなかろうか。

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シン・ゴジラ 2回目見てきたオレ
『シン・ゴジラ』、また見に行ってきました。 何度見てもおもしれーわ、この作品。 ...続きを見る
T.N.R.★フリートーク!
2016/08/07 00:33
シン・ゴジラ、BD/DVD予約開始
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TN-Rのつぶやき
2016/12/20 23:37

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